人は孤島にあらず、でも大海原の島々に暮らすのが私たちなのです。

私の住んでいる島は後島(くしじ/後ろにある島という意味です)ですが、後島があるということは前にある島、前島(めーじ/めー=まえ、じ=しま)があります。

沖縄県のとある離島に住んでいます。本島(沖縄島のことです。那覇市がある島)との交通手段はフェリーのみです。フェリーは人だけでなく車や荷物だけでも運んでくれます。

暖かい沖縄にも冬という季節はあって、冬はニシカゼ(北風)が吹きます。
ウチナーグチ(沖縄方言のこと/ウチナー=おきなわ、グチ=くち=口)では、ニシ=北、アガリ=東、イリ=西、ハエ=南、になります。

他島との連絡はフェリー船で、にしかぜが吹くと欠航してしまいます。冬場は陸地の孤島ならぬ本当に黒潮海流の中の孤島のなります。海流の中の孤島、というとヘミングウェイの小説みたいでかっこいいですが、物資の供給が止まるので頻繁に船が止まると大変困ります。
この島に引っ越してきて、物資が止まるとはこういうことか、と実感したのはガソリンの制限でした。
一週間ほど船が欠航した時、一般の車のガソリンが一台につき千円までと制限されたことがあります。

沖縄の離島は何もないと考えられがちですが、人が住んでいる島は日常生活に必要なものは島の中で買うことができます。他県の離島よりは便利な環境が整えられていると感じます。

物資(商品)やサービスを他島に頼っていることは日常生活ではなかなか意識しませんが、冬になると思い知らされずには入られません。

この環境にいることは恥ずかしくもなければ、引け目に感じることもありません、でも忘れてはいけないな、と思いました。

東日本の地震津波から何年なんだろうか?
こんなことを考えました。