趣味の良い店主のいるレコード店(エア)

この3年間、1年に一枚のペースで音楽CD(DVD)を購入しているのですが、それが全てライブ盤だったことに、いまさら気がついた。

 3年前に再び音楽を買うようになるきっかけは、S&Gの1981年NYセントラルパークでのライブCDでした。YouTubeで見られます、90分くらいです。DVDも発売されているようです。

 81年リアルタイムは7歳なので、その当時にはもちろん知りませんでした。NHKが深夜に、このライブ映像を放送したのを20代後半で見て、1曲目のミセス・ロビンソンに夢中になったっけ。
ミセス・ロビンソンの通常版をラジオで聞いたときは「こんなつまんない曲だったっけ?」とびっくりしたんですよね。
 
このようなアーカイブものというのでしょうか、リアルタイムで全盛期を見てないアーティストのCDを買うとは、自分で驚きました。いつでもバカみたいな、今の、ヒットチューンが大好きでしたので。3年前に買った時は繰り返し聞きましたし、今も時々引っ張り出して聞いてます。
 
このライブ映像のことを思い出したきっかけは、これまたYouTubeです。
「映画も見ることができるのかな?古い映画なら無料で見られるかも!」なんていうムシのいい事を考えつつ検索していたら、映画「卒業」がヒットしました。
子どもの頃、TVでみてラストシーンを覚えていたので、どんな話だっけ?と、みてみたらこれが中年が見ても楽しめる映画で、単純なラブストーリーではなかったことが新鮮でした。一番好きなシーンは最後バスの中でふたりが正面を向いているところ。
 結局、DVDを購入して、年に一度は見ています。69年頃の映画ですが、かっこいいシーンがたくさんある。特にミセス・ロビンソンとの逢瀬の表現など今の感覚で見ると上品です。
卒業 [DVD]

卒業 [DVD]

 

 ミセス・ロビンソンを演じている、アン・バンクロフトはこの当時36歳。私より年下なのはちょっとした衝撃でした。

もう若い人に感情移入できないくらい、私は中年になっていたので、ミセス・ロビンソンに感情移入をしながらも、若いふたりを応援しながら映画のなかにどっぷりつかりました。

特にラストシーンのバスに乗った後の若いふたりの笑顔が消えた顔、自分の思うように行動して、大人になったふたりの何でもない顔、というのがとても印象的です。もう、この先に待っているのが何であれ、この一瞬があったなら、、、いいじゃない。

このシーンが「千と千尋の神隠し」で千尋が電車に乗って帰って来るシーンと似ていて、とても好きです。何かをやり遂げて、大人になったときって、こんなふうに何でもない顔しているのかな、、、また、バスや電車という日常の乗り物の中で大人の表情を獲得していくってのは、物語があっていい。

 

千と千尋の神隠し [DVD]
 

 世界のどこかの電車やバスの中で、男の子や女の子が「はじめて大人の表情を獲得していく」ということが、現実にも起こっていそうで、希望が持てる。

 
と、映画を堪能していたら、「これ、ライブ盤があったよねー」と思い出したのです。

S&G、NYコンサート、ミセス・ロビンソン、などで検索して見つけました。

セントラルパーク・コンサート

セントラルパーク・コンサート

 

 これ、久しぶりのライブだったらしいけど、YouTubeにあがっている動画を見る限り、このときのライブはS&Gのキャリアの中でピークにあった時じゃないかな、と思えるくらい「思いのままにやっている」感じが出ています。

 

YouTubeって音楽や映像を探すにはとても助かるけど、「買う」という決定をするにはもう一工夫する余地があるのかな。もう少し関連情報がひとかたまりになっているとか?具体的なことはわからないが、映画や音楽が横断的に検索できるのでアマゾンやiTunesより検索(探す機能)は使いやすい。

「卒業」で検索すると上記にあげた映画や音楽が関連づけられて表示するとか?

YouTube上にこういうまとめサイトというかチャンネルがあればいいのに、、、じぶんでやればいいのか?

こんかいはプライシングはなしで、YouTubeの提供している価値について

映像が作られた年とアップされた年がきちんと表記している動画はとても有り難いです。このときって、こんな感じだったんだ、と百聞は一見にしかずです。

過去の映像って今までは自分で録画して保存するしか見る方法がなかったので、他の人の保存映像を共有できることはすごいことなのでは。

 

私にとってYouTubeの提供価値は「大量の過去映像の検索のしやすさとデータ(日付)情報」

 

これを使って、以前は買えなかったコンテンツを購入している、この部分には使い方の工夫が必要。趣味の良い店主のいるレコード店のようなチャンネル、誰か作るか教えてくれるか、できないかな。

 

うー、時間切れだ、またねー。