第二次世界大戦に関するマージナルノート

 戦争を主題としない本から得た第二次大戦についてのエピソードメモ。

青字部分が書籍の要約です。
keep calm and carry on(驚きの英国史コリン・ジョイス著)

落ち着いて行動しましょう。

と、訳されています。イギリスで戦争中の市民の行動として推奨されたスローガンのひとつです。役人が考えたもの。イギリスはナチスに対して噛み付かんばかりの反発をしていたチャーチルを首相にして、物資制限などの市民も巻き込んだ大戦争に突入していく時に、国民を鼓舞するために作ったポスターの3つ目だったようです。

落ち着いて、今まで通りの仕事・生活を続けましょう、というメッセージ、どれだけ普通の人々を勇気づけたでしょうか。チャーチルの熱血演説についていけない人たちも、この言葉は素直に受け入れられたのではないでしょうか。民主主義ってこういうふうに運営されていくのだな、と素直に感心しました。

口紅指標(着るものがない!;中野香織著)
不景気の時に口紅の売り上げが伸びるという話から、アメリカでは第二次大戦中に口紅を塗る仕草が気分を高揚させることに着目し、「勝利のレッド」などの口紅が売り出された。ドイツでは口紅の生産が禁止され、軍事生産に転用されていた。
アメリカの合理主義が見事に現れている話だと思う。結果的には圧勝で終わった戦争だったけど、国民の意識を戦争に向けるために口紅という日常の中のちょっとした贅沢品を利用するという、なんともしたたかなマーケティングというか、人心コントロールというか、、、。決して戦争自体をなめていない、ですね。
 
アフォーダンス理論養老孟司の著作から)
日米の社会のあり方の違いについてを説明する文脈で、戦闘機のパイロット選抜方法を引き合いに出した。日本は人相見を使ってパイロットの選抜をしたが、アメリカではこの時の選抜テストが後にアフォーダンス理論の構築につながる。ちなみにどちらを使っても結果は同じだそうです。
日米での問題解決の方法の違い。どちらが良い、というものではなく、ただ違う、ということ。人相見は結果を出せるかもしれないが、説明はできない。
アフォーダンス理論は建築やデザイン分野、演劇理論等に応用されて、人を理解するためのアプローチとして用いられている(はずだ、たぶん)。
 
おまけ
イギリスについて認識が変わった事(驚きの英国史
かつて、侵略付きの異民族支配があった事。1066年、ノルマン・コンクエスト
リチャード三世はシェークスピアの創作人物ではなく実在する人だった事。
 
以上です。
またねー。