会田誠展その3

新潟の会田誠展について、ダラダラ書いていきます。

今回は、もっとも理解できなかったモノについて、これ ↓ です。

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会田誠+21st century Cardboard Guild「MONUMENT FOR NOTHING II」

 

なにが理解できない買って言うと、この作品「発注ではありません」なのです。最終的にどこに設置されるかなど決まっていないようです。

あ、あの、理解できないってのは「私ならやらない(できない)」という意味です。つまり

(私は)頼まれていないのに、このような手間のかかる、かつ、人との調整も必要な仕事はしない(できない)。

と思ったのです。仕事とするにはあまりにも合理性がない。最終的にどこに設置するか分からない上に素材がダンボールって、、、。このような合理性に反する事をプロジェクトにできるのは美術の特権なのかしら。反近代と捉えて良いかと思いました。

私の近代に関する持論は

近代のシステムって合理的だし、多くの人が豊かになるにはよい仕組みだけれども、そのシステムだけで生きるのは人間として苦しいだろう。近代システムはその仕組みを利用するのであればいいが仕組みの中で生きるのはろくな事にならない。

というものです。

なので、堂々と反近代をプロジェクトに出来きる美術家って、すこしだけうらやましいな、と感じました。

 

今回の展示ではこの作品が最大の作品で、かつ、メインだと思いました。

 

美術館の売店で買った本は

戦争画とニッポン

戦争画とニッポン

 

作者の最新著作ということで読みました。 戦争画、というジャンルを始めて知りました。教育関係者や平和教育に関係する人は一読すると戦争について違う一面を知る事が出来るかも。戦後に裸婦画が流行したなど、興味深い事象を知る事が出来ました。

“お金”から見る現代アート (講談社+α文庫)

“お金”から見る現代アート (講談社+α文庫)

 

 こちらについては、アートの値段がさっぱり見当がつかないので読みました。私の結論は、まずは買ってみること、です。値段の話はとても面白いです。

青春と変態 (ちくま文庫)

青春と変態 (ちくま文庫)

 

 作者の処女作ということで読みましたが、これは楽しめます。青春小説として面白いと思う。美術に関心がない人にもお勧めです。

 

この上記から、1冊買うなら、、、迷いますが、「青春と変態」です。

理由は、再読しても面白いのはこの本、と思ったからです。

内容はタイトル通りで青春と、「変態」の部分にちょっとかおをしかめる場面もありました。が、高校生くらいの男の子って、こんな感じのことを考えるのか、とか、どうやって身を守る理屈を考えるのか、など女性でも楽しめます。物語の中盤過ぎくらいから、主人公の会田くんに感情移入を始めると、一緒に切なくなったり、有頂天になったり、忙しいことこのうえないのですが、そうそう、高校生の時ってこんな感じで感情の上げ下げがいそがしかったよねー、など思い出したりましました。

私は、男子高校生とは正反対の、中年女性ですが、十分に楽しめました。男の子の親なら、もっと読みどころがあるのではないかとも感じます。

 

今日は、こんな感じです。

またねー。