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これを読んで
若い頃を思い出した。ロマンチックじゃない方の思い出。
職場で与えられる仕事の一つに「佐川急便よりバイトの方が安い時のお使い」というのがありました。
宅急便は送るものの種類によっては保険に入らなければならないのですが、破損した時に保証できないのが一点ものの製作物。模型もそうですし、手作りのサンプルなども「一点物」に相当します。
一点ものを送る場合、保険料が高すぎて、バイト料を24時間分支払ってお使いに行ってもらう方が安い時は、若手に「お使いさん」をしてもらうのですが、私ともう一人の同期(男性)が若手でした。たいてい同僚がお使いさんをするのですが、まあ、私もたまには行きましたよ、お使いさん。
そして、お使いさんを頼まれるタイミングは徹夜明けだったりして、自転車やバイクを使うお使いの時は本当にヒヤヒヤしたものです。
それでね、その同期とよく
「私たちは骨折したらクビになるよねぇ〜」
と、言い合って、保険料より安い我らの時給を嘆いていたのですが
その時に辛いって思っていたかといえば、全く辛くは感じませんでした。
「生活は厳しいけど、まあ、いつまでもこんなんじゃないでしょう」
と楽観的にかまえていて
いつまでも保険料より安い仕事しかできないわけないだろう
他のことも覚えるだろう
と考えていたのですよ、その当時はね。
ま、私の話はさておきまして。
こんなにだらだら書いておきながら、なんなんですけど。
この「ギリギリの国」って表現が本当に状況をよく表しているなー、って。
あの、苦しかったのに辛くはなかったというのが私の「ギリギリの国」
保険料より安い時給で働き、「ギリギリの国」でウロウロしてたっけ
辛くもなく特に不満もなかった、でも
戻りたいとは思いません
なんでだろうね?
そんじゃ、またねー。