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ある中年女の告白・その1

えぇ、結婚は一度もしていません、、、。はぁ、まぁ、若い頃にお付き合いしていた人はいましたが、、、そういったことにはなりませんでした。ご縁がありませんでした。

 

えーっと、その、「面白くない」と言われましても、、、。男性嫌いってことはないです、、、でも、、まぁ、恋愛が大事ってことは、若い時からありませんでした。私が大学を卒業した時は就職が厳しくて、、付き合っていた彼氏より、来月の家賃の方が心配でしたよ。

 

あのー、あのですね。私は大学は県外進学しました。で、そのまま県外で就職したんですけど、小さな建築・土木系の会社です。小さい会社だったので、最初の1年か2年はアルバイトとして働いて、そこから正社員にするという採用方法だったのです。そうだったんですけど、その会社が買収されて、アルバイトは全て契約社員にし、つまり、今でいう非正規雇用というやつです。それで、そこから正社員に採用するという従来の採用方法が廃止されたんですよ。そんでもって「実家に帰るかな」と、それだけではないんですが、「ずっと給与は上がらない」ってのが最大のインパクトでしたね。

 

え?なに?質問に答えていない、、、えー、そうですね、あの、若い時からここに住んでいたわけでない、って説明をしたかったので、、すいません、、。

 

えぇ、まぁ、そうですね。結婚ね、あ、あの県外で働いていた時は全く考えていませんでしたよ、そんなことより経済状況が厳しかったので。相手の収入に期待はできませんでした。相手も同業他社で働いていたし、周りの友人も皆貧乏でしたし。

 

えぇ、あの、あ、はい、私の貧乏の話は関係ないですよね、、そうそう、えーっと、恋愛や結婚に興味はないのか?ですよねぇ。うーん、若い時はさっきも言ったようにさほど大切じゃなかったんですよね、自分が食べていくのに精一杯で。

それでも付き合っていた彼氏とは楽しくやっていましたよ、、、でも、結婚となると違う、ってはっきり思っていました。そうなるとやっぱり別れちゃいますよねぇ。

 

え?なんで結婚は違うのか?うーん、、、結婚、、、そうねぇ、、えーっと、その人の場合は、まあ、人に任せておいて、後から「やり方が悪い」って文句を言うようなところがあって、、ケチな人だな、って思ったのと「疲れているから休みたい」ってのが通じなかったところですかね。、、、え、ケチな人ってのは、、自分が損する、ってわかった時だけはすごく文句を言う人だったので、、、。えーっとフェアーじゃないから怒ってると言う感じじゃなく、損するのが嫌だ、ってのがケチだな、、と。

 

あ、そう、そうなんですよ、まあ、そんな人であっても付き合っているだけなら楽しくやれるんですよね、少なくとも、その時はそれでよかったんですよ。

 

それから、まあ、地元に帰って実家暮らしです。そこから再び職探しでえらい時間がかかったんですけど、、、地方はどこでもこんな感じなんじゃないでしょうか?

親との関係がまあまあ良い方だったのは幸運でした。歓迎こそされないけれど困った時には帰れる場所がある、ってのは財産のうちだと思っていますよ、、え、大げさ?そう、、なのかしら、、。まあ、今でも両親が健在なことには感謝しています。そして、まあまあまともな人だってことにも。

 

ん?あ、あ、はい、親子関係も関係ないですね、え、え、はい。それで、地元に帰ってきてからの恋愛・結婚、がどうであったか、、、。えー、そうですねえ母からははっきり「30歳を過ぎている人にお見合いの話はないから」と言われましてね。その時に母が「親の力がないと子供に大したことはしてあげられない」って言ってたのが、ちょっと気の毒でした。その時に少なくとも「幸せに生きていかねば」って思ったことを覚えています。

 

えぇ、そうですね、あの、その質問に答えるには、また日を改めて次に会う時にしましょう。え、では。

 

またねー。

 

☆上記は全て事実に基づかない話、あるいは「オルタナティブ・ファクト」なお話です。