さて、休日だ。雨も降っていることだし、映画でも見るか。

イギリス映画の「私はダニエルブレイク」と是枝裕和監督の「万引き家族」を見ました。両方とも現代社会での貧困を描いています。

 

「ダニエルブレイク」は働けなくなった初老の男性、見知らぬ場所に引っ越してきたシングルマザーが、どんどん貧困になっていき、福祉制度さえ使うことのできない状況になっていく、、、という話でした。

わたしは、ダニエル・ブレイク (字幕版)

わたしは、ダニエル・ブレイク (字幕版)

  • 発売日: 2017/09/06
  • メディア: Prime Video
 

 フードバンクで食料を選んでいる時に母親が我慢できなくなって缶詰をその場で手づかみで食べ始めるシーンがすごく印象に残った。

ブレイディみかこさんのこの著書でもフードバンクでそのような光景を見た、とありました。この映画と本で取り上げられているのは「制度から疎外された人々」だと思った。

映画の方では「家族の繋がり」「近所同士の付き合い」など健全なものが残っているように描かれています。

本の方では映画にはあった残っていた健全な人間同士の関係が「ぐらついています」といった感じでした。

 

 「万引き家族」で描かれていた貧困は、「元々いた家族から疎外された人々」の貧困だと思いました。

万引き家族

万引き家族

  • メディア: Prime Video
 

 この意見は東浩紀さんがどこかで「万引き家族が描いていたのは孤独」と言う発言に影響されていて、くわえてマザーテレサが日本に来た時に「日本にあるのは貧困ではなく、孤独と怠惰だ。」と発言したという新聞記事にも影響を受けています。

万引き家族」にあったものは「皆でご飯を食べる」「食事を用意する母」だと思った。

社会的な事柄は「ワークシェアリング」と称しての弱者切り捨て。パートタイムで働く人の賃金を抑えるところ、、、これって見たことあるかも、、、。

 

実際の社会はこれらの物語のようにストレートに描けるものではないですが、英国は「社会制度からの疎外」日本は「家族制度からの疎外」を描いていて、じゃあ、韓国は何を描いたのだろうか?と今から映画を見るのを楽しみにしています。

www.parasite-mv.jp

 

世間は騒がしいようですが、休日はお家でゆっくり映画を見たり、本を読んだり、と「貧乏人の休日」を楽しみたいと思います。